恐れ-回避型愛着スタイル
不安定愛着(混乱/恐れ回避型)
回避点数 : 2.50
不安点数 : 2.83
回避点数2.33以上、不安点数2.61以上
私はほかの人と関係が近づくと何故か簡単ではない。情緒的に近い関係を求めるが、他人を完全に信頼したり全面的に頼ったりすることは難しい。他人を近くなると私が傷つくか心配になる。
説明
愛着理論を確立したイギリスの精神健康医学科の医者ジョン・ボウルビィは「愛着」を幼児と主な養育者の間に形成される情緒的連帯感を見せます。 人生の初期の人間は保護が必要な存在で、この時養育者との間に出来る情緒的連帯は人間の安定と生存にとても重要だと言います。 一連の研究を通じて成人の浪漫的な相互関係にも幼児-保護者の間の関係に類似した相互作用の存在が確認でき、愛着理論の核心原理が成人の相互作用にも同様に作用されることが明らかになりました。
安定型愛着スタイル
新しい関係を築くことに何も気にしない健康な情緒の人たちです。自身や他人に相互尊重を受ける権利があると考えるため、自身を不当に対応したり、搾取する人との関係を整理するにあたって躊躇しません。 変わった特徴として、駆け引きのようなことに全く関心がありません。好きなら好きという気持ちを隠さず、相手が自身に間違った行動をすると嫌な行動しないでとはっきりと表現します。
不安型愛着スタイル
不安型は自身に過小評価する傾向にあり、自身がつらい時に行き過ぎるほど愛着対象の同情と関心を集めようとする特性があります。愛着対象との関係で安定型と差がない姿をちらっと見せますが愛着対象にとても執着し自身が愛される価値がないと考えるため、愛着対象の否定的な信号に極度に敏感です。(私のことを嫌いになったのではないか?と疑う)
回避型愛着スタイル
回避型は基本的に他人を信じず、助けを求めることもほとんどなく自身を高く評価し、他人は過小評価する特性があります。愛着対象と愛着を形成することに関心がなく、それを執着と思い自身を束縛する間違った愛と考えます。他人と一定の水準まで仲良くなると不快感を感じ、距離を置くタイプで、相手が自身が決めている距離より近づこうとすると強く突き放します。
恐れ-回避型愛着スタイル
恐れ-回避型愛着スタイルは不安型の特性と回避型の特性をすべてもっています。一番少ないのタイプで、通常は虐待や精神的衝撃によるトラウマの結果で形成されます。このタイプは他人と愛着を形成するにあたって深刻な問題を抱えており、対人関係においては障害水準の問題(自身に大きな苦しみを感じる)を経験します。 回避型とは違い、親密感に対する欲が強くて愛着対象に強く執着し、自身に対する自信感がないが(不安型の特性)、他人を信頼することもなく不安型とは違い自分が決めた基準以上に相手と近くなろうとしません(回避型の特性)。相手と親しくなりたいですが、親しくなって自分の真の姿を知ると相手が自分を必ず嫌いになり、結局自分が傷つくことになると確信します。